助成金ビジネスにご注意

2023年10月からいわゆる「年収の壁」の対策としてキャリアアップ助成金に「社会保険適用時処遇改善コース」が追加されました。
厚生労働省のホームページに詳しくこの助成金について出ていますが、概要を理解するだけでも骨を折る仕事です。
そんな中、厚生労働省から委託を受けたと装って、雇用関係助成金の申請や助成金対象の診断を無料でするといい、助成金の活用を勧誘する事業者が存在するようです。

 

経営コンサルティングを名乗る事業者に指南されて虚偽の申請書を提出した場合や、不正受給をした場合は事業名が公表され5年間、助成金の申請が受けられなくなります。

 

助成金には多くの種類がありますが、申請には大変な時間と労力を要しますので、助成金をお考えの際は信頼できる社会保険労務士などの専門家にご相談される事をおすすめします。

 

助成金申請の際の注意ポイント ご相談の前に、まず確認して頂きたいこと 
①雇用保険に加入しているか
 ー助成金の原資は雇用保険料です。未加入の場合は加入の上、申請がする必要があります。

 

②賃金台帳・就業規則の整備
ー助成金申請には賃金台帳、就業規則、労働者名簿、雇用契約書等が必要になりますので整備をしておきましょう。また、労働基準法や最低賃金法に違反していないかなど法令に遵守していることも必須です。